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イデー・モンテッソーリ/モンテッソーリ教育を愛する全ての人へ

2018.01.18 The Portland Montessori School ②(アメリカ>オレゴン州>ポートランド)


前回に引き続き、アメリカの太平洋岸北西部で最も古く歴史あるモンテッソーリ園、The Portland Montessori School(ザ・ポートランド・モンテッソーリ ・スクール)をご紹介します。

 

今回は、外の環境などを中心に見ていきましょう。

 

 

外環境

園庭

幼児用の園庭は、まるで公園のようです!

 

こちらは、小学生たちが使う園庭。

 

 

ガーデニング(園芸)

子ども達は、外にいるのが大好きです。外での活動によって、地球に対してより深い敬意を払ったり、理解を得たりすることができます。そして「自分たちの食べ物がどこから来るのか」ということも学ぶことができます。

 

子どもによっては、部屋の中よりも落ち着く子もいるそうです。

 

小学生の育てている園芸コーナー。「土やその中に生きる生き物に対して敬意を持つこと」をモットーに環境を作っているそうです。

 

水やりや種を植えることはもちろんのこと、堆肥を作ったり、収穫をしたり、花やハーブを乾燥させたりなど、その活動は様々。

 

3-6歳の子ども達のガーデニング。

 

子ども達は、朝の8時45分から11時の間に「お庭専門の先生」に誘われます。子どもによっては30~45分ほどお庭で過ごします。お庭の先生がどんな計画をしているかによりますが、通常は5人程度の小さなグループで行くそうです。

 

小さなビニールハウスもあり、何かを育てています。

 

ヘチマのようなものでしょうか?

 

充実した、外活動の場です。

 

 

 

インタビュー

最後に、今回学校を案内してくれた、アドミニストレーター(管理スタッフ)のジェシカさんに話を伺います。

 

アドミニストレーターのジェシカさん

 

– アメリカの太平洋岸北西部で最も古いモンテッソーリスクールということですが、この学校の歴史は長いのでしょうか?

 

「52年前に病院のシスターが始めました。かつては病気などの理由で通常の学校に行けない子どもたちのために運営されていたのです。

 

そして徐々に大きくなり、今から4年前に病院から独立したんです。でも14年前からこの同じ建物にいますし、独立した後も同じスタッフや同じ生徒たちで運営しています。それまでは対象は3-6歳だけでしたが、独立した後に小学校クラスを開きました。」

 

– では、小学校としては4年目なのですね。

 

「そうです。我々は古い学校でありながら、同時に新しい学校なんです。」

 

– 自分の園にモンテッソーリの小学校まであるのは、ワクワクしますよね。

 

「素晴らしいことです。私たちの学校が長年望んでいたことです。今後は中学校や、そして3歳以下のクラスも欲しいと思っています。」

 

– 3-6歳とはまた大きく違うと思うのですが、小学生に対して、制限や秩序を設けるにはどうしていますか?

 

「小学校では、最初にクラスの約束を作ります。グループになって話し合い、それをクラスのルールにするのです。高学年では、お互いに敬意をもって話し合うようにします。誰かの仕事に触らないなど、そんな基本的なルールです。でも自分たちが作ったものなので、従おうと努力します。先生が勝手に決めたルールではないからです。」

 

 

– 保護者にモンテッソーリ教育を伝えるために、何かイベントをしていますか?

 

「新しい生徒の親に向けて説明会をします。それは17時から19時半など、大体平日の夜に行われます。子どものお預かりもして、夜でもたくさんの方に参加して貰えるようにしているんですよ。また、土曜日にも同様のことをしますが、その時には外からゲストスピーカーを招いて話をしてもらいます。」

 

– テーマはどういったものなんでしょうか?

 

「例えば『3-6歳から小学校の移行について』『家庭でのモンテッソーリ教育について』などですね。その他にも『Montessori Math Night(モンテッソーリ数教育の夜)』や『Montessori Language Night(モンテッソーリの言語教育の夜)』などを行って、その分野について話します。モンテッソーリ教育の各分野の活動が、どんな風にはじまり、子ども達が実際にどんな風に学んでいくか、学ぶ過程を紹介していくんです。」

 

– クラスの中で子どもが様々な活動をして学んでいても、保護者には何をやっているのかが見えにくい部分もあると思うので、それは嬉しいイベントですね。

 

 

-今日もクラスに沢山の教材が揃っていましたが、いつ作っているのでしょうか?

 

「先生たちは、6月末から8月末までは夏休みです。二か月の間、先生たちはもちろん休みも取りますが、たいてい家でレッスンプランを考えたり、新しい教材を開発したりして過ごしています。

 

学校が始まってしまうと、先生が教材を作れるような時間は、朝30分、午後30分になるなど、通常の授業日はとても忙しいです。教材が新学期前に整っている方が、安心してスタートすることができるんです。

 

日常生活の多くのものは、自分たちで作りますが、クラスごとに年間の予算が決まっていて、それらを使って作ります。予算は月ぎめではなく年間の予算なので、いつでも自由に使えるんです。」

 

– それは良いですね。先生も自分でいつどのように予算を使うか、計画できますね。

 

「最初の年には全てを用意しなくてはいけませんが、一旦全ての準備をしてしまえば、全てを一からつくる必要はなく、それらを保ったり少し加えていけば良いだけなので、楽になると思います。」

 

 

 

– 最後に、ジェシカさんのお仕事のやりがいを聞かせて頂けますか?

 

「今はアドミニストレーターをしていますが、もともとは子供が好きで始めました。子どもは素晴らしいことを言うし、驚くほど成長をします。今は親やスタッフをサポートすることをしています。

 

自分が大人たちをサポートすることで、彼らが子どもをサポートするお手伝いをできるので、とてもやりがいを感じています。」

 

 

緑豊かで、室内も外もとても魅力的なポートランドのモンテッソーリ・スクールでした。

 

 

 

【The Portland Montessori School】

205 NE 50th Ave, Portland, OR 97213

http://portlandmontessori.org

 

 

 

お知らせ

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